私は寝ている詩月くんの頭を叩く。

けど、起きない。
あぁもう!!

私は彼のほっぺをひっぱった。
その瞬間‥

彼の手が私の手首を握る。

わっ!
びっくりしたぁ‥


「あ‥ごめん寝ぼけた。」
目を覚ましたらしい彼が小声で言う。
「もう‥ちゃんと起きててね。」
私は手首を掴まれたことにちょっとドキドキして、そう言うことしかできなかった。

「みずは、腕細いね。」