とその時
「みーずは!おはよう」
「朝から大変そうだねー。」

「りっちゃん!ゆりか!そうなの!きいてよもう‥」

後ろから私に抱きついてきたのがりっちゃん。
大変だねーなんて他人事みたいに言ってるのがゆりか。
2人とも中学の時からの友達。

「どうしたの、急に中野くん学校連れてきたりして‥」
「いや、それがさ‥あ、ちょっと待って!後で言うから!」

そうだ、大学のため、なんて本人が真横にいるのに言える訳ない。

と、そこに先生が入ってきた。
「おーい、朝礼するぞー‥って中野!よくきたな!」
先生は満面の笑みだ。

ふふふ
これで私の推薦に一歩近付いた。
隣でほくそ笑む私。

私がニヤニヤしてる間に朝礼は終わった。