朝の気持ちいい風を浴びて、颯爽と駆け抜けていく。 自転車のおかげであっという間に学校についた。 ついた! ついたよー! 私学校まで連れてきたよ! あの不登校児、中野詩月を! よしよしよし‥ これで大学への一歩を踏み出したのね私。 なんて感動したのもつかの間。