なんて思っていたら‥
「とにかく!明日の朝迎えにくるから!朝眠かろうが寒かろうが叩き起こして一緒に学校行くからね!バイバイ中野くん
!」
彼女は早口でそう言って、行こうとする。
なんか、変な人‥
普通の人は、俺にこんなこと言われたら呆れるか、諦めるかするのに。
でも、こいつと一緒なら学校生活もすこしは楽しかったりすんのかな?
急にそんな思いが心をよぎる。
だったら‥
こんな俺でも今から学校を楽しめるんなら‥
彼女についていってみたい。
そんな衝動から、彼女の腕をつかんでいた。
本気で、俺を学校に連れて行く気みたいだ。
ほんとに、変なの。

