零君が私に話をふっかけた 「安藤は彼氏いないの?」 「え?わ、私?」 これは言っちゃまずいよね…? 私が留衣に目配せすると 留衣は小さく首を振った 「私なんかにいる訳ないよ~」 「おー、そうなんだ」 すると零君がニヤニヤして 聖太君に何かを耳打ちした 聖太君は「バカ」と言って 零君の肩をバシッと叩いた 「2人は?彼女いないの?」 「俺はいるよーん」 零君がケータイの待ち受けを ババンッと見せてきた