「えっと、あっちの階段を登って」

「…」

「2階の…1番奥ですけど……」



怖い視線に語尾が小さくなる



絶対元ヤンでしょこの人!

あ、もしや、現役とか…!?



「どーも」



元ヤンはそう言って歩いていった



っはあ~…

怖かったあ…



何よあの人、誰な訳~…



私は朝から最悪だ、と思いながら

教室まで戻って行った