話しかけてきたのは スポーツ万能の佐野 聖太君と 楽器が上手な倉田 零君だった 「いいよ~よろしく!」 「おう、よろしくな」 この2人なら楽しそうだし いい旅行になるかもなあ~ それから私達は京都のどこへ行くか わいわいしながら話し合っていた 「ねえ綾」 「なに?」 「噂で聞いたんだけど」 留衣は私にこっそり耳打ちしてきた 「聖太君、綾の事好きらしいよ」 「え!ないない~!」