「はい、おかげさまで下がりました」

「おー、よかったな」

「ありがとう先生……」



私は先生が微笑むのを見てから

静かにポツリと話し始めた



「あのね先生」

「ん?」

「怖かったっていう理由じゃないの」



そう言ったら先生は私の隣に座った

私は続けた





「私、私ね、先生が、好きなの…」





ギュッと目を瞑った

先生、どんな顔してるかな……