私は少し汗ばんでいた服を脱ぎ

部屋着に着替えてから水を飲んだ



そして先生の肩にブランケットを

ゆっくりとかけた



先生

私を家まで運んでくれたんだ



優しい

やっぱり大好き―――……




私が先生の顔を見つめていると

急にパチッと先生の目が開いた



ビクッ

「びっくりしたあ…」



先生は「ふぁ…」とあくびをして

「あ、綾、もう大丈夫か?」と

私に向かって言った