そして俺は綾を抱っこして

家の中のソファに寝かせた




「せんせ……はぁ…」




俺の服の裾をキュッとつかむ綾


「ちょっと待っててな」


そう言って俺は洗面所を探した



そこにあったタオルを濡らして

綾の額に乗せてやる




「綾、大丈夫か…?」

「んぅ…」




寂しいのか

俺の腕をギュッとつかむ綾に

また俺の心臓は音を立てた