俺は胸がモヤモヤしながら

数学準備室に向かった



その時

近くの階段から声が聞こえた




「綾!? 綾大丈夫!?」




綾!?

この声は井端だ


何かあったのか?



「井端、どうしたんだ」

「あ、先生、綾が、綾が!」



井端の顔は焦っていた


どうやら

マズい事が起きたらしい