元ヤン教師と甘い授業 完

問題が解けると優しい顔で笑って

頭をポンッてしてくれる元ヤン



その行動に私の心臓は

いちいち音をたてた




「元ヤン先生、わかんない」

「お前なあ……」

「?」

「名前で呼べよ、名前で」



元ヤンは呆れた表情を浮かべた



「じゃあ…」

「…」

「拓真先生?」



そう言うと先生はプイッと

顔を反対側にそらした



「??」

「それでいい、早く次やれ」