「せっかく…やってくれたのに…」 「……なあ、ちょっと中入れば」 「え…?」 「どうせ行くあてねえんだろ」 俺は桜ちゃんの腕を引っ張って 店の中へと連れ込んだ 桜ちゃんにティッシュを渡し 俺は温かいココアを作った 「ありがとうございます…」 「…何があった?」 「え…?」 「俺でよかったら、話して」 すると桜ちゃんはココアを ずずっと飲みながら さっきの事をポツリと話し始めた