「……何言ってんの?」

「先生を見た時から好きになって」

「…皆俺の事怖がってんじゃん?」

「私は全然怖くありません!」




ああ

この目、綾と同じ目だ



綾も全然補習の時怖がってなかった




「好きです、付き合ってください」




ああ

真っ直ぐだな、こいつ


これだけ言われると

どうも心が揺らいでしまう



「俺は……」







―――その時だ