先生、

先生は私と別れるの嫌じゃないの



私は嫌

先生がいないと死んじゃう……




「っふぇ……っ…」

「おい綾、泣くなよ」

「いや、触らないでっ…」



もう嫌だあ……!

先生も聖太君もみんな嫌…!



「ほら、俺のピアスやるよ」



聖太君が差し出したのは

黒くてゴツい石のピアス



「違う…」

「は?」

「いらない!」