冷たい声に私の心はビクッと震える



「あのさ」

「…」

「ピアス、返して」




…うん、そうだよね

返すべきだよね…



「…」


私は両耳からピアスを取って

先生の手に乗せた



「他の女にやるか…」

「っ…!」

「じゃあ、残り楽しめよ」




そう言って先生は

ホテルの中に入ってしまった



もう、終わっちゃったんだあ

先生…反抗してくれなかった