「っひゃ、せ、聖太君??」 「こっちらしいよ、道」 「え、あ、そうなんだ、ごめんね」 進むにつれて 樹の数が増えていく土道 安藤は不安そうな顔をして言った 「ねえ聖太君、ほんとにこっち?」 「……」 「人とか、あんま、いないし…」 そして俺は立ち止まって 安藤の方を振り返った 「聖太く……」 「安藤さ」 「うん…?」 「城山先生と、どんな関係な訳?」