次の日

最後の自由行動となる日だ




「えええ、留衣ったら!」

「いいじゃない」




後ろで安藤と井端が何やら

こそこそと話していた



「じゃ、私行ってくるから」

「はいはい」

「じゃあ後でね綾!」



チャンス

井端は彼氏の所へ行くらしい



「なあ安藤」

「あ、聖太君」

「一緒にまわんねえ?」



そう言うと安藤は一瞬

キョトンとした顔を浮かべた