中心につくと震えてならメモを警備員に見せている瑠撫。

それにまた

「だから無理だ!!」

っと怒鳴る警備員。

ビクッと肩を震わせ、いまにも泣きそうな瑠撫。

その様子に気づき俺は瑠撫の元に駆け寄り抱きしめた。

「え?」

警備員は呆然とそれをみた。
他の社員もそういう反応だった。

「瑠撫?大丈夫だから泣くな?
俺がそばにいるから。」

瑠撫の頭を優しく撫でながら言葉を続ける。

「悪い騒がせたな。
こいつは俺のだ。次泣かせたら…」

不適に笑い瑠撫を抱き上げその場を去った。

その場にいた社員達は──

“俺の”

という言葉に“?”を浮かべていた。

※このとき社員達には瑠撫は小学生位に見えたとか…