…瑠撫を泊める事になってから一週間たった。

瑠撫の服や食器などの生活用品はここ一週間で全部揃えた。

一週間で気づいたことと言えば結構あるな…

まず、

瑠撫はご飯を1日一食しか食べさせてもらっていなかったこと。

学校はいってないこと。

昼寝が好きなこと。

猫舌なこと。

とかまぁ細かいとこ言うときりがない。

言わなくてもこれからわかってくだろぅ。

────ちょんちょん

瑠撫が座っていたソファーを立ち
トコトコと俺のとこにあるいてきて俺のスーツの裾をひっぱる。

この仕草もたまらなくかわいい。

「ん?どーした?」

ネクタイを締めながら瑠撫に言うと瑠撫は時計を指差す。

「うわ!!やっば!!!
じゃぁ瑠撫!!俺いくけど何かあったらケータイに電話してくれ!
あと!オレの職場は“リオン”という会社の本社だからそこにいるからなっ!
んじゃ行ってきます!」

そう焦って説明する俺。
実は瑠撫がきてからずっと家のパソコンで仕事内容やら、資料なんかを送っていたけどそろそろいかないとちょっとやばい。

なにがやばいか?
いけばわかる。