子猫の秘密。(仮)


まぁ…それはおいといて、俺は瑠撫の返事を待った。

少しの間瑠撫は俯き泣きそうな顔になったり眉間にシワを寄せたりとしていたが、さっき名前を書いた紙にまた何かを書き始めた。

“…名前なんていうの?”

「あー、柏原良夜だ。
因みに年は25。」

そう答えるとまた紙に書き始めた。

“良夜…
 良夜は優しいね…
 こんなに優しくされたのは初
 めてだよ。
 私をここに少しの間泊めさせて
 ください。”

紙をみるとそう書いてあった。

俺は瑠撫をみる。
“ショボン”
としていて眉が下がっていて今にも泣きそうで悲しそうな目で俺をみていた。

「…俺は優しくない。
泊めてほしいか?」

そういうと瑠撫はコクリと頷いた。

「…おいで」

俺はうるうる今にも泣きそうな瑠撫手を伸ばしそういう。

───ガバッ

それに瑠撫は素直に抱きついてきた。
少し肩を震えている。
泣いているみたいだ。

俺は瑠撫の頭を撫でて、泣きやむのを待った。

瑠撫は泣きやんだのか、俺にすり寄るようにして俺の服をギュッと掴み、胸板に頬をくっつけたり頬と頬をくっつけたり甘えてきた。

──っ/////

理性が…俺の理性がぁぁぁ(ry

と必死に抑えるために少し顔が険しくなる。

それに瑠撫は気づいたのか、

どうしたの?

と口パクでそういった

「なんでもない。少し危なかっただけだ…」

その言葉に首を傾げる瑠撫。

「てか瑠撫。年はいくつだ?」

瑠撫はオレの手をとりそこに
“16”と書いた。

「16か…」

俺、9歳も年下の子にはまったのか…

俺は瑠撫の顔に手を添え、顎、首、胸、お腹と撫でるとように下へと滑り落ちる。

それに瑠撫は声はやはりでないのか声は出さないが顔が少し赤くなりさっきより息が少し荒い。
それにオレはニヤっと笑う。

「なに?感じてるんか??」

そういいながら太ももの内側を軽く撫でる。

瑠撫はというと首を横に振り否定する。

「まぁいいか…」

サッと手を離し、伸びをする。

ちらっと瑠撫のほうをみると震えていた。

それにオレは慌てる。

「わっわるい!やだったよな!?怖かったよな!?ごめん!」

その焦りように瑠撫は首を思いっきり横にブンブンっとふる。

そしてガバッとまた俺に抱きついた。

もしかして…

「間違ってたら悪いけど…
俺が瑠撫から離れて“まぁいいか”っていったから不安になったのか?」

少し瑠撫は赤面し、コクリと小さく頷きおれの胸板に顔を埋める。

うわぁぁぁーーー!////
めっちゃかわいいんですけど///

表面的に冷めた顔をしてるが、中ではそんなことを思っていた(笑)

ちなみに熱は下がっていたので一安心。