おばあちゃんが亡くなり、おばあちゃんの親戚一同がお葬式に集まる。

…その時遺書があったらしく親戚が集まり目を輝かせながら読まれるのをまつ。

ほとんどの人が私のことなんか知らない。
おばあちゃんに養子がいたなんてことは知られていなかった。

遺書の内容は───

【まず始めに…瑠撫?私がいなくても頑張っていきるんだよ?いい人見つけて幸せになるんだ。
瑠撫は私の娘だ。この先ずっとね?くじけそうになっても踏ん張っていきるんだよ?
…親戚一同に言う。
私の財産は…瑠撫にすべて渡すことにする。
理由は簡単だ。
一番私のことを考え、そばにいてくれたからだ。
財産の使い道は…瑠撫?あなたが決めなさい。

醜い親戚一同と愛しの瑠撫へ
おばあちゃんより。】

と手紙のように書いてあった。

「では瑠撫様財産の受け継ぎのサインをお願いします。」

先ほどの遺書を読んでいた人がそういった。

私は涙を流しながらたちあがる。

それと同時に

「瑠撫ってだれよ!」

その声を始めに怒鳴り声が飛び交う。

「なんでこんなしらねぇーやつに遺産を渡さなきゃいけねーんだよ!」

「やっと、やっとクソババァご死んだのに…」

一番最後の言葉に私プツンと堪忍袋の緒が切れたようだ。

『ぶざけるな!!
おばあちゃんは私を助けてくれたんだ!おばあちゃんはひとりで寂しそうだった!おばあちゃんの命よりお金の方が大切!?ばっかじゃないの!?』


───そうここまでは別に問題はなかった…けど…─────



いろいろあったが、遺書の通り遺産は私のものとなった。
けど使おうとはおもなかった。

遺産相続の暴動がなくなりかけてたので私は少し油断していた…

おばあちゃんのお孫さんである
正臣(マサオミ)さんがやってきた。

おばあちゃんの娘さんの子供だとか?その娘さんは亡くなってしまったらしい。

正臣さんは独身で23歳とかいったかな?

おばあちゃんの遺品整理などをよく手伝ってくれた。

『正臣さんいらっしゃい』

私がそういうと

「あぁ、瑠撫ちゃんちょっとはなしたいことがあるんだいいかい?」

はい。とわたしは答え、正臣さんのあとについていった。

このあとなにがあるか知らずに…