「素直だね」


「………」


「そういうところが好きだったんだ」


言いながら、月島くんの手はまたひとつブラウスのボタンを外した。


「素直でのんびりしてるから…」


ボタンが外されるたびに少し震えた。




…こういうとき、どうしたらいいんだろう?


全然わかんない…!



最後の一個が外されて、ブラウスの裾がはらりと広がる。


恥ずかしさに顔がかあっと熱くなった。



し、下着、


見えてる…よね…?



「おっと、忘れてた」


そう言って月島くんは自分のネクタイに指をかけて緩め、床にするりと落とした。

ボタンまで外しだしたから、わたしは慌てて目を逸らす。


「これで準備完了」


「?」


月島くんの行動の意味がわからなくて固まったまま見上げると、彼は微笑んだ。


「そろそろ来るはずだから、もう少し我慢して」