「浮気彼氏に制裁を 〜悪魔と私の交換条件2」



見るもの全てが可愛い。

まるでおとぎ話の中にいるようなフワフワした気分だ。



「どうぞ。」


そう言ってメイドさんがドアを開けてくれた。


「ありがとうございます。」


お邪魔します、と小さい声で呟きなが
ら、洋館の中に足を踏み入れる。


す、すご……。


洋館の中に入ってまたビックリ。

目の前に伸びるお城にあるような木目調の階段に、私はまたまた目を見開いた。


ありゃりゃ…

こらまた凄い。




そわそわする私とは裏腹にスイスイと進んで行くメイドさん。

まぁ毎日いるから当たり前なんだけど…。


部屋中に敷き詰められた赤い絨毯をふみしめながら、私はその後をついて行く。