何を言うか悩みまくっていた私に、そんな声がかけられた。 「あ、えっと…はい。」 声の方を見ると、コスプレか!っとツッコミたくなるようなメイド服に身を包んだ女性が立っていた。 その女性は門の横にある、かがめば通れるくらいの小さなドアから出て来たようだ。 …って、いつからいたんたんだろ?! 「こちらです。」 メイドさんはニコッと優しそうな笑みを浮かべ、再び小さなドアをくぐっていってしまった。 あ…!ちょっと待って! 私も彼女に続きドアを潜る。