「私のことをいうなら、后あなたはどうなの?」
私は后のほうを向いて后に問いかける。




「私がなに」
后は私を睨むように見てくる。


「あなたがここまでこれたお金は誰のか知ってる?
麻琉がいなくなってくれたおかげで后は生活してるようなものなのよ?
あの子のお金で会社は軌道に乗った。
あの子は疫病神だったのよ」


私は笑いながら本当のことを話した。





后は唇を噛みながら下を向いた。





「お前は言いすぎだ!」


あの人は怒っていた。


なんで怒っているの?




「私はそんなつもりで・・・
そんなつもりで、麻琉を手放したわけじゃない」



あの人はは席を立ち上がって紙を持ってきた。






「そんなことをいうお前とはもう、一緒にいたくない。
離婚してくれ」


あの人は私に離婚を申し込んできた