たとえ愛なんてなかったとしても

「私も外国人よ。
言語の問題じゃなくて、使う人の問題でしょう?

どうして間違いを素直に認めないの?

嘘つきで、見栄っ張りで、図々しいにも程がある。
アンタみたいな男がいるから、中国人のイメージが悪くなるのよ」


「キャシー、やめとけって......!
さすがに言い過ぎ!」



これは......プライドの高い炎彬くんはもう引けないだろうなぁ。

相手の方が正論だと思ってても、心の中では自分が間違っていると思っていても。


自分の国に文句や批判を言いつつも、生まれ育った国が心から嫌いな人もそういないだろう。


同じ国の人同士では笑って話せる話や、批判ができても、外国人に自国の批判をされたらなぜかイラッとして否定したくなるものだよね。

それは分かるけど、程々にしておかないと。


政治家でも学者でも何でもない僕たちがこんなところで言い合ってたところで、自分が不快になるだけで誰も得しないんだから。


どちらが勝っても、そんなことは世界には大して影響しないよ。


必要以上に自己主張をしたり、必要以上に相手の顔色を伺ったり、そんなことをする必要がどこにあるの?


難しい話は嫌い。

いい加減だ、適当すぎると言われても、僕には難しく考えることは向いてないみたいだ。


自分がどうしようもできないことに、腹立てる必要なんてどこにもないのに。

疲れるだけじゃん。


戦いを観戦しながらも一人マイペースに、焼けた肉をどんどん食べる。

美味しいのに、みんな食べないのかな?