たとえ愛なんてなかったとしても

ビールや中国酒、それぞれ好きな飲み物を頼んでから、野菜と肉を頼んだ。


飲み物は早くきたけれど、混んでるから時間がかかると店員の言葉通りに肉と野菜がなかなかこない。



「遅すぎるだろ......。
料理してるわけでもないのに、野菜と肉なんて用意してあるの出すだけじゃないか?」


「そんなに焦らないでよー。
牛を捌くところからやってるかもしれないよ?
今日の人は新人で、牛の扱いになれてないのかもー。

それとも育てるところからやってたりして」



微妙に気まずいし、イライラしてる炎彬くんやみんなを和ませようと言葉をかける。



「だったら、俺が手伝ってくる」



もちろん冗談で言ったのに、真顔で厨房に行こうとする炎彬くんと、炎彬くんなら本当にやりそうだという目で彼を見る二人。


仕方ないなー。
まだ少し早い気がするけど、もう秘密兵器を出そう。

厨房に乱入されても困るし。