たとえ愛なんてなかったとしても

「ふーん......、まあ協力してもいいけど、何したらいいのー?」


「いや、特にないけど。
とりあえず、俺がそういう心づもりだって英俊には言っておこうと思って」


「なんだよ、もうー。
いちいち報告する必要あるの?

どうせそれを決めるまでにもグダグダ悩んでたんでしょ?
本当に面倒だなー」



結局何がしたいのか、どうしたいのかよく分からない。


深く考えるよりも、まあ失敗したら後で考えればいいか、やっちゃえやっちゃえってなる僕。


何事もメイグワンシー(大丈夫、平気さ)精神で乗りきることにしている。


自分が失敗しても、逆に相手に迷惑をかけられても、大抵のことはメイグワンシーの一言でおしまいだ。


多少文法を間違えたって、メイグワンシー!

少しくらい歌詞間違えたって、メイグワンシー!

日本人の彼女が僕より日本語下手な時があっても、メイグワンシー!

エリックくんと遊び相手がかぶっても、メイグワンシー!

できるかどうか分からなくても、とりあえず言っとけばいい、メイグワンシー!


俊輔くんはそれに対して始める前からゴチャゴチャ考えこんでいるみたいで、正反対だ。


お互い様なんだろうけど、正直面倒だし、先のことまで考えてえらいと思う反面、大変そうだなあと思う。