一体いつになったら、俺の誤解はとけるんだろうか。

いっそのこと、もうやっちゃっていいか?


走り去るレイナの背中を見ながら、半ば投げやりになるくらいに複雑な気持ちになった。





そして、夕方からの仕事の時に、撮影のことを聞いたマネージャーから、スタッフと同じように俺が悪いことにされ、また説教をうけるはめになったのだ。


下手したら、いかがわしい写真が流出するよりも不名誉な噂を流されたあげく、未だ誤解も解けず、関係者にはなぜか俺が悪いと説教される。


いいことがあったと思えば、相変わらずついてない人生。


しかし、どんな差別にも誤解にも、俺は負けない。


まだまだ稼がないといけないし、中国語普及活動のために始めた英語を、全世界の人に披露するという使命も課せられている。


流暢な英語で全世界の人に中国語の正しさを示すために、仕事と説教で疲れはてた体にムチを打ち、今日も英語の勉強を始めるのだった。