たとえ愛なんてなかったとしても

うちの楽屋とは正反対に、にぎやかだったな。
さて、俺もそろそろ自分の楽屋に戻らないと......。



「うおっ!?キャシー!?
なにやってるんだよ」



彼らの楽屋を出て、自分の楽屋に戻ろうとするとちょうどドアの前にキャシーが。   



「あいさつ?」



なぜか疑問系でにっこりと笑ったキャシーにそんなわけはないと確信していた。
こいつの目的は分かりきっている。



「うそつけ、ヨンウンさんが目的だろ?
本当に油断も隙もない......」



そこまで言って、俺は何言っているんだと我に返る。
これじゃソンミンのこと言えないくらいに、俺も過保護じゃないか。

しかも俺の彼女でもないのに。
キャシーが誰に会いに行こうが、放っておけばいいだろ......。



「ヨンウンさんに会いにきたらダメなの?」


「そういうわけじゃないけど......。
......ヨンウンさん、いなかったよ?
だから帰ろう」