たとえ愛なんてなかったとしても

「ねぇ、お願い、布団に入れてよ。いい子にしてるから」


「可愛い女ならまだしも、何でお前を布団に入れなきゃいけないんだ」



上目遣いで同情をひく作戦に出た僕。

エリックくんには最初から期待してないけど、俊輔くんあたりはさすがにかわいそうになってきたのか、ちらちらとこっちを見ている。

炎彬くんも悪態をつきながらも、どうしようかと俊輔くんをつついた。



「たしかに女の子じゃないけどさ、損はさせないよ。
ほら、顔も可愛いし!サービスするから」


「何のサービスだよ!よけい嫌だ!」



ほんの冗談で言ったのに、出ていけ!と全員にぐいぐい押されて、外に出され。

今度はカギまでかけられた。


本気でひどい。
何の恨みがあってこんな......、うん、思い当たることは山ほどあるけど。