たとえ愛なんてなかったとしても

自分の分だけでなく、ミヒの分の水まで買ってきて、それを渡す俊輔。

それだけなら別になんてことないんだけど。


ああ、ほらまた。
見せつけるようにミヒは俊輔にべったりだ。

前はあんなにべたべたしてなかったのに、急にどうしたっていうんだ。


さすがに仕事中や他にスタッフがいるときにはわきまえているけど、空き時間になるといつもこうだ。
 

なんだかよく分からないが、特に俺に実害があるわけじゃないから見てみぬ振りをしておくのが正解なのかもしれない。が。

それにしたって、俊輔の膝の上に座る必要はないと思うのは間違いじゃないはずだ。

他に空いてる椅子がたくさんあるんだから、それを使えと言いたくなる。