たとえ愛なんてなかったとしても

あれこそ理由をつけて断ろうとするも、エリックさんに俺がフォローするからと言われて、私は頷くしかなかった。


あなたがいるからこそ行きたくないというのに。


私が了承すると、スケジュールと内容を軽く説明してから、部屋を出ていった。



「私も行きますね、おやすみなさい」


「まって」



ベッドから立ち上がった瞬間、エリックさんに腕をつかまれ、再びベッドに腰を下ろす。



「な、なんですか......」


「さっきの、なに。
必要以上に避けられると困るんだけど。
仕事なんだから割り切ってやれよ」



最近ずっとだ、と淡々と言うあなた自身が一番どうしてこうなったか分かってるでしょうに。

私が悪いのは分かってる、彼の言う通り仕事なんだから割り切らないと。

でも......。