たとえ愛なんてなかったとしても

「炎彬さんは要領いいから、彼女の一人や二人いても、仕事と両立は簡単でしょ?

本当はいるんじゃないの?
香港に一人、北京に一人、日本に一人......」



各地に一人ずついるってどんなやつだよ......、適当なことばかり言って!

本当にそんな男だと思われたら、どうしてくれるんだ!



「いません! 一人もいない!
......キャシーさんは彼氏いるの?」


「私の彼氏は片手じゃ数え切れないんです」


「え?どういう......」


「いつも応援してくれるファンや、今日ここにきてくれたみんなが、私の彼氏です。

北京の彼氏のみなさん、会いたかったです!」



何を言い出すのかと思ったら......。
カウンター狙いでいったのに、上手いこと返されたな。


キャシーの大げさなリップサービスに、会場の男ども大歓喜。