たとえ愛なんてなかったとしても

「......じゃあさー、世界に向けて素晴らしい中国語の正当性をアピールしないとね。

そのためにもまずは英語を勉強するのはどう?」


「それもそうか......」



俺たちのやりとりを黙って聞いていた英俊が、口をはさむ。

英俊の言うことも、もっともだ。


中国語より英語で意見を言った方が、たくさんの人に分かってもらえるからな。


そうすることにしよう。

当初の目的とは変わっているような気もしたが、停電事件から、俺は英語を勉強することを決意した。



「英俊......、炎彬の扱いが上手いね」



感心したようなキャシーの一言に何か言おうとした時、他のメンバーが集まってきて、俺たちはホテルを後にした。