たとえ愛なんてなかったとしても

「当たり前だろ、英語ぐらいできる。
お前たちが英語担当なのは、ネイティブだからだろ?

俺は中国語担当だから」


「ふーん......、中国語は炎彬だけじゃなくて、私もできるよ」



いちいちむかつくな。
二か国語話せるだけでも、十分だろ。

自分は三か国語話せるからって、調子にのって。



「だから?
実際俺たちの仕事って日本語と中国語話せたら、ほぼ問題ないだろ。

自分が三か国語話せるからってえらそうにするな」


「えらそうになんて、してない。
はいはい、結局英語できないからって悔しかったのね」


「ちょっとー......、朝から張り合わないの!」



英俊が俺たちの言い争いを制止したが、一度火のついた闘争心を消すことはできなかった。


ここまで面子を潰されては、俺も黙ってはいられない。
さっきから全く黙ってはいないが。