たとえ愛なんてなかったとしても

ぶつけるところを失った怒りを抱えながら、暗闇の中でシャワーを浴びる。

はあ......、何が悲しくて電気もつけずにシャワー浴びなきゃいけないんだ。

ああ、イライラする!


ドライヤーも使えず、タオルで髪を乾かしながら、明日のイベントで使う韓国語を覚える。
懐中電灯で紙を照らしながら。

暗くて見えづらいが、明日のためにこれを覚えなくてはいけない。


こんなことなら飛行機で覚えておけば良かったな。

全く、視力も悪くなりそうだし、一種の嫌がらせなんじゃないかと思うくらいに屈辱的だ。


明日になったら、停電を確かめておかなかったことをマネージャーに抗議しよう、そう決めて眠りについた。