たとえ愛なんてなかったとしても

それから、どのくらい時間がたったのか分からないけど、ポツポツと話をした。


エリックさんはまだきていない。
今日はもうこないのかな......、話をしながらもそんなことを頭の片隅で考えていた。





「何の話してるのー?」



色々話していたら、マネージャーから逃げてきたという英俊が俊輔さんの隣に座った。


いつものようにマネージャーの愚痴が始まったんでしょうね。

普段ペコペコしているからか相当ストレスがたまっているらしく、お酒が入るとしつこいし扱いづらい。

逃げ遅れたものは延々と愚痴を聞かされるという......。


今日の犠牲者の炎彬さんにソッと手を合わせた。



「何でもない、英俊には関係ない話」


「なにそれ、仲間外れにするのー?
ひどいよ」



俊輔さんが適当にあしらうと、頬をふくらませて、ステージの上でやるようなぶりっこする英俊。


同性がやると殴りたくなるような愛嬌も異性がやるとなぜか許せる気がする。

ただし、イケメンと可愛い子に限る。