たとえ愛なんてなかったとしても

「......何か言った?」


「いいえ、何も。

何で無理って思うんですか?
ちゃんと告白したら考えてくれるかもしれないじゃないですか」


「あいつは絶対に考えない!
100%断言できる。

自分はどうなんだよ。
告白したの?」



顔を赤くして唐揚げを食べながら、俊輔さんは言う。

私も熱くなってきた。
この部屋、温度設定高い気がする。


「告白はしてないです。
それ以前に相手にされてない。
いつも冷たい」



好かれてるどころか、むしろ嫌われてるぐらい。

その他大勢の女の一人にさえ、なれない。
なりたいわけじゃないけど、相手にすらされないって悲しいし悔しい。



「あぁー......エリックさんはなぁ......」


「そうですよ。

俊輔さんは嫌じゃないんですか?
好きな人が同じグループの人とデキてて」


「それなぁ、最近知ったんだけど、本当なの?

よく分からないんだよ。
あの二人ってほとんど話さないからな」



確かに特に仲良く話したり、ベタベタしてるわけじゃないけど......。

むしろ二人ともスタッフや他の芸能人の方が仲良いくらいで。