たとえ愛なんてなかったとしても

最終競技、料理対決。

今までのマニアックすぎる競技とは違い、比較的まともだ。


与えられた制限時間の間に用意された食材を自由に使い、得意な中華料理を作るというもの。


俺たちは餃子と中華スープを作ることにした、が。



「......どうしたらキレイに包める?」



餃子をキレイに包めない。

というか上手く包めず何度もやり直していたら、皮はボロボロ、中身は辺りに飛び散り、包むことすらできてない。

なので、キャシーに助けを求めた。



「包むのは私がやっておくから、俊輔はそこに用意してある野菜を食べやすい大きさに切って、煮てくれる?
それが終わったら、皿洗っておいて。

それならできるよね?」



キャシーは俺を一瞥した後に、高速で餃子を包む作業に戻る。

見た目からは料理なんて全くやったことなさそうなのに、実際はかなり手際がいい。

何でそんなにキレイにぴっちりと皮のひだひだを作ることができるんだ。