もともと今回はひいなちゃんが誘ってくれたお食事だった



たぶんひいなちゃんの予定だったら二人で楽しくご飯食べて、今までの出来事とか語って、家まで送ってくれたんだと思う



「弘樹くんだって海くんが彼女とっかえひっかえやるのやめてほしいんでしょ?」



「まあそうだけど。だからといって由紀子の大切な人を利用していいのか・・・・」



「大丈夫!ひいなちゃんならきっと」



「あいつが何かしでかさないといいんだけどな・・・・」



弘樹はすでに遠い従妹の海のことを思った



俺と同じく容姿、才能、家柄。それらすべてにおいて恵まれている海。



そのせいで友人だろうと、女だろうと、散々嫌な目にあってきた



軽く人間不信にだってなりかけてた