愛しい世界は君がいるから




『静かにするからっ・・・

 ・・・耳元で喋んないでっ』


そういって振り返ったら

抱きしめられてるわけだから

めちゃくちゃ顔が近かった。

兄弟みたいって

ずっと思ってたけど

いや、今も思ってるけど!

これは、さすがにっ


『~~~~っごめん!』


手で輝を軽く押して離れた。

でもその手を引っ張られて

頭がすっぽりと輝の手に包まれて

輝の顔がさっきより近くなって

そのまま、距離が0になった。


『・・・・・!!?』