タッタッタッタッ...


「あらリズ、そんなに急いでどうしたの?」


「こちらにいらっしゃったんですねっ」


「えぇ、お父様と話していたの。」


「今回のパーティーは全員が白いお召し物を着用することになっているそうですね...」


「...えぇ、私のせいでね...。」


「ココ様のせい...いいえ。
アラン様はココ様のお陰で安心していられるのです。だからもうご自分の能力を悔やんだりなさらないでください。」


「そうかしら?
こんな能力...なければ普通に暮らせたのに。」