「リズ。」


ココはココの髪をセットしている召し使いに話しかけた。


「なんでございましょうかココ様?」


それを聞いてココの口からため息が零れる。


「リズ、何度言ったら分かってくれるの
?私よりもあなたは2つも年上なんだから私に様をつけたり敬語をやめてって言っているのに...」


そう、この召し使いはまだ幼く、ココの二つ上なのだ。


ココは対等に話せる相手が欲しかったのだ。