「じゃあ。また後で。」


アイツは、そう言いレジに来たお客さんの相手をしだした。

その姿を見ながら、ワタシは口パクで答えた。


『また後でね。』


また、いつものコンビニ袋を握りしめ行き交う人をかき分けながらジムに向かった。


『やっほ~い~。』


デートに誘われたんだよね?ワタシ。

自然と笑みがこぼれ、すれ違う人達は皆、怪しい女の子と思っているに違いない。


完全にうかれてしまっているワタシ。