「お待たせ!」


コンビニの自動ドアが開くのと同時に、片山君の声がした。


10分程で終わるから、ちょっと待っててと言った片山君の言葉を素直に受け入れ待っていたワタシ。


「ホント久しぶりだね。」


片山君は、ガードレールの上でちょこっと座っているワタシの横に座り、コーヒーを投げ渡してくれた。


「ありがとう」


ちょっと照れながら、答えた。
顔は俯いた感じで。