ワタシとアイツが無事に一緒に住むようになってから、毎日のように斎藤先輩は新婚の我が家にやってくる。



「ユメ、ミチ君、ちょっと相談にのって欲しいの。」



このセリフが始まると、斎藤先輩は乙女モードに切り替わる。



「えっ?何ですか?また元君との事ですか?」


ワタシは、いつものようにめんどくさそうに答える。
いや!!完全にめんどくさい。