こうして、ワタシはプロレスラーになる事になった。


「アンタ、なんでプロレスラーになりたいの?」


ご飯を一口パクリと食べ改めて、お母さんは尋ねてきたが、



「…。」


ワタシは、理由を答える事ができなかった。