「2週間後って試合の日じゃない。」



離れてくれたが、斎藤先輩の威圧感はまだビンビン感じる。


「そうです。試合に勝ったら、ワタシから言おうと思ってます。」



威圧感に負けないぐらいに、真剣な眼差しを2人にぶつける。



「なんでですか?もう、誤解が解けたんですよね?」



首を傾げながら、麻希ちゃんは不思議そうに思っている、そして斎藤先輩もその言葉にうんと頷きながら聞いていた



「誤解だったかもしれない…けど、ワタシは途中で投げ出したくないの!強い子って言われ始めたプロレス、勝って、アイツに告白するって決めて始めたプロレス、中途半端なままでは、アイツと付き合えない!!」



その言葉に、2人は圧倒されるように少し、黙り込んだ。